1931年に建てられ、その後増改築を重ねながら住み続けられた木造家屋の新たな増改築工事です。
現地調査を行い今後の住まい方を考えた結果、
- 現状の状態を考慮し 1931年当初の姿へ戻す減築工事
- 既存部(平屋)を覆う新たなシェッズ (覆い屋)の建設
- 減築を補う新たな増築(水廻り部など)
の 3つの工事を行うこととしました。
| 所在地 | 茨城県 |
| 設計期間 | 2014年11月〜2018年3月 |
| 工事期間 | 2018年4月〜2022年1月 |
| 構造形式 | 木造平屋建 伝統工法と在来工法 |
| 構造設計 | 増田建築構造事務所 能登建築構造計画 |
| 延べ床面積 | 159.1㎡ |
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北側(建設中 2019年)
籠のような新しいシェッズ(覆い)
既存家屋はブルーシートで覆われています
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新しいシェッズに覆われた既存部
(建設中 2020年)
曳き家を行い打設された基礎コンクリートの上に既存家屋を載せ、
適切な構造補強を施し耐震性を確保しています。
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シェッズ北側に増築される新しい棟
(建設中 2021年)
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既存部の小屋裏とそれを覆う新しいシェッズ内部
二つは構造の観点から切り離して設置されています。
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東側
既存部分の瓦を降ろして外構に敷き並べました。
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⻄側
既存部を覆う新しい半円形断面のシェッズ(覆い屋)
左側が台形平面の新しい増築部です。